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はじめに
- はじめまして。富山県南砺市(なんとし)で柿農家をしています山腰です。(写真:後方左。家族と共に)
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- 柿農家をはじめて2年ですが、あんぽ柿の魅力にとりつかれ、ぜひ、全国の皆様に紹介したいと思いプロジェクトを立ち上げました。
富山県南砺市でしか作られていない三社柿を使った「あんぽ柿」は、大変、希少です。徹底した水分管理を行うなど、こだわりの詰まった逸品です。 -
- 私は富山県南砺市の隣の小矢部市出身で、富山の大自然の中でびのび成長しました。
普通にサラリーマンになり、3人の子供に恵まれ生活していましたが、ある日ふと南砺市のホームページを見た時に自分の人生がガラッと変わる記事を見つけました。そこには「担い手不足 柿農家」と書かれていました。 -
- 会社員生活では、このままでいいのかと自問自答する日々。そんな中自分の中で衝撃が走りました。年々柿農家が離業していく中、後継者求むという内容。
- 「子供の頃から大好きな、あのあんぽ柿がどんどん減っていっていて、食べられなくなる未来がくるのか」
いてもたってもいられなくなり、柿農家になることを決意しました。そして今、「大切な味を後世に残していきたい」この決意のもと、柿、あんぽ柿を生産しております。 -
- 私は祖母を早くに亡くしましたが、記憶の中に、祖母とこたつの上に置かれたあんぽ柿の思い出があり、思い出すと懐かしい空気とにおい、味に包まれる感覚があります。
- 個人的な思い出としても大切なあんぽ柿ではありますが、皆様へ自信を持っておすすめできる逸品でもあります。南砺市のあんぽ柿を知ってもらい、味わっていただきたいです。
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富山県南砺市でのみ栽培される、希少な三社柿で作る「あんぽ柿」とは
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あんぽ柿
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- あんぽ柿は干し柿に似ていますが、干し柿より柔らかく、半生、ジューシーで、スイーツ感覚でお楽しみいただける逸品です。とてもあまく、糖度50度以上にもなります。
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- また、食物繊維が豊富で、あんぽ柿2個で成人男性が1日に必要な栄養摂取量を満たします。ビタミンA(粘膜強化)、カロテン(抗酸化作用で免疫を活発にする)、カリウム(血圧の上昇を抑える)等を含み、健康や美容にとても良いです。
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- あんぽ柿と干し柿は作り方が異なります。
あんぽ柿は皮をむいた後、硫黄で燻蒸してから干すため、綺麗なオレンジ色を保ちます。また、干し柿より乾燥させる期間が半分程度となります。そのため、柔らかくとろっとした食感を楽しめます。 - 干し柿は単純に干しただけのドライフルーツで、時間が経てば乾燥が進み黒く堅くなっていきます。
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- 私が作るあんぽ柿は特に水分量にこだわりを持っています。出荷してから食べるまでに水分が出ることをを考慮し、適切な水分量である35%になるよう、毎日、こまめにチェックしています。
また、砂糖不使用で作っており、濃く深い、自然の甘みが強いのが特徴です。 - あんぽ柿のアレンジレシピもおすすめです。パウンドケーキやアイスに果肉を混ぜたり、クリームチーズとクラッカーで甘みとしょっぱさのハーモニーを楽しんだり、どれも絶品です。
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富山県南砺市の特産「三社柿」
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- 三社柿は南砺市でのみ栽培される希少品です。南砺市は山に囲まれた豪雪地帯であり、庄川や小矢部川の水に恵まれ、気候は寒暖差がとても激しいです。この特徴的な気候でのみ三社柿は育ちます。
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- この土地は周囲を囲む高い山々から吹く強い北風が柿を乾燥させるのに適していたことから、三社柿の干し柿、あんぽ柿の産地として有名になりました。
南砺市の家庭では、冬といえば「こたつにみかん」ではなく「こたつに干し柿 or あんぽ柿」の家庭が多いです。 -
実現したいこと
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- 私はこのプロジェクトを通じて、皆様にあんぽ柿の素晴らしさを知っていただき、柿農家の未来を明るいものに変えていきたいです。
県や組合、市がバックアップして本気で後継者を育てていけるような環境を作れるように、自分が率先して先頭に立ち、世界一美味しいあんぽ柿、干し柿を残していきたいと思います。
例えば、指導者を増やす、若手には経験者を派遣し育成していくなど関係者に働きかけていきたいです。 -
- こう考えるようになった背景に私の経験があります。
サラリーマンから柿農家に転身して4年間、様々な困難に直面しました。
初めの2年の研修期間を経て、新規就農者として独立するプロセスを踏みました。わかってはいましたが、収入は会社員時代の三分の一となり、金銭的に苦しくなりました。また、研修も見て真似して覚えるということが中心であったため、最初はとても苦労しました。
独立後も作業を行う機械がないため、防除機、草刈り機、高所作業機、乾燥機など約1500万円の借入で購入しました。さらに、衝撃だったのが出荷すると価格の三分の一でしか引き取っていただけなく、人件費、灯油の燃料費、肥料、農薬、資材代を引くと雀の涙程度しか利益が残りませんでした。 -
- しかしこのような困難が苦にならないほど、私はあんぽ柿農家が天職であったかのように、味には自信のある手作りでこだわりの逸品を作っていると自負しています!
- このあんぽ柿をもっと全国に認知してもらい若者からお年寄りまで食べてもらいたいです。そしてこの柿農家が抱える様々な問題を自分が変えていきたいと思い、クラウドファンディングに挑戦しようと決意しました。
想いが届けば絶対世の中を変えていけると信じています。 -
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リターンについて
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- 三社柿と平たね柿(種なし)を使ったあんぽ柿のセット、三社柿のみのあんぽ柿セットをご用意しました。後者の方は、山腰スペシャル大型あんぽ柿も入っています。
賞味期限が2か月ありますので、お歳暮やお正月にもぴったりな商品です。 -
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資金の使い道
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- まずは南砺市のあんぽ柿の美味しさを知っていただき、多くの人に味わっていただくために、農園の生産、販売体制を整える資金に当てさせていただきます。
・農園面積の拡大
・ECサイトの構築など
そしてゆくゆくは後継者の育成ができる体制、環境構築、農業を通じての子供達の支援を目指します。 -
最後に
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- 私には夢があります。
富山県にある子供達の自立支援施設で農業のボランティア活動をしたことがあります。子供たちが一生懸命農業をしている姿に胸を打たれました。
将来の担い手の育成、手助けが必要な子供たちの自立支援、サポートを農業を通じてしていきたいと思いました。
まずは私が柿農家として立派になり、将来の子供達のために活動していきたいです。
南砺市のあんぽ柿、柿農家の未来のために、皆様の応援をよろしくお願いいたします。 -
応援メッセージ
- (株)産直ネットワーク北陸 髙岡 共晴さん
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- 出会ったのはつい最近、15年ぶりの友達の電話から
「友達があんぽ柿で儲からなくて困っている。助けてあげてほしい」
弊社のモットーは「生産者が儲かる世界にしたい」です。すぐに現場にいき話を聞いていると、同い年ですぐ仲良くなりました。
熱く柿の未来を語っている山腰さんは目がキラキラで、顔は強面ですが少年のようでした。
いつかそうなれば良いじゃない!今すぐ動け!!
未来を変えれる人はいつもそんな人です。
山腰さんはそんな人です。 -
- ▼高岡さんのあんぽ柿実食動画です
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