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武田流流鏑馬保存会
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- 竹原家第12代の竹原正文師範(熊本県無形文化財保持者)の死去に伴い、昭和46年に流鏑馬の流儀を組織で守ろうと「武田流流鏑馬保存会」が発足しました。
保存会は昭和50年に熊本県重要無形文化財の再指定、平成21年には特定非営利活動法人の認可を受け、由緒ある貴重な文化財である流鏑馬の保存継承に取り組んでいます。 -
今回のプロジェクトでチャレンジしたいこと
- 武田流流鏑馬保存会は2026年10月にニュージーランドにて流鏑馬を実施します。
渡航期間;2026年9月30日~2026年10月6日
現地では主に下記の3つの事業を行います。
①流鏑馬演武
(予定会場:ROLLESTON RIDING CENTER)
江戸時代から伝わる馬具、装束、弓矢を日本から持参し流鏑馬を行います。
②ワークショップ1
(予定会場:ROLLESTON RIDING CENTER)
流鏑馬実演の際の諸役(的持ち、矢取り)の作法を学びます。また、的づくり(実際に使用する的の1/4サイズ)を体験します。
③ワークショップ2
(予定会場:DARFIELD HIGH SCHOOL)
ゆかたの着付け、山鹿灯篭踊り(熊本県山鹿市に伝わる郷土芸能)の体験 -
ご支援いただいた資金の使途について
- 皆様からいただいた支援金は、1100年の歴史を持つ「武田流流鏑馬」をニュージーランドの地で再現し、現地の子供たちへ日本の心を届けるための「文化継承の架け橋」として大切に活用させていただきます。
1. 伝統の「継承」:演武・ワークショップ運営費
2. 次世代への「教育」:日本文化体験プログラム費
3. プロジェクトの「土台」:渡航・事務諸経費 -
実施理由
- 保存会の門人の一人がニュージーランド(クライストチャーチ市)に留学しており、この学校の生徒さんや保護者と一緒に伝統の流儀に従って流鏑馬を行い、流鏑馬の心と技を伝えます。
今年はカンタベリー地震(2011年2月、死者165人)から15年、熊本地震(2016年4月、死者278人)から10年の節目の年でもあります。ともに大きな災害を経験した者として、クライストチャーチ市で流鏑馬を通じて、犠牲者を慎むと共に、平和と平穏を祈願したいと思います。
また、現地の高校に留学中の門人に加え、日本から学生6人(大学生2人、高校生1人、小中学生3人)も参加します。
今回の流鏑馬を通じて、若い世代に国際感覚を備えた日本の伝統文化の継承者へ成長してくれることを期待しています。 -
武田流流鏑馬の起源と系譜
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流鏑馬について
- 流鏑馬は日本の武人に守り伝えられた公式な作法のひとつで、千年以上の歴史があります。「天下泰平・万民息災・五穀豊穣」を祈願して行う流鏑馬は平安時代には公家の儀式として、鎌倉時代以降は武家の儀式や神への奉納として盛んでした。
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武田流について
- 武田流は清和天皇(第56代天皇・清和源氏の祖)の皇子貞純親王が、朝廷の諸儀式に通じていた源能有(みなもとのよしあり・文徳天皇の皇子)から故実を伝授されたのが起源とされます。その後源家七代を経て、武田氏と小笠原氏に分かれます。武田氏のなかで流鏑馬を伝える若狭武田家は戦国時代の終わりに滅亡しますが、若狭武田家の一族の武田信直(吸松斎)は婚戚関係にあった細川藤孝(幽斎)を通じて、家臣の竹原惟成に弓馬如実を直伝(慶長15年(1610年))しました。
これにより、武田家は竹原家を宗家として継承されることとなり、細川忠利が肥後熊本藩の領主(寛永9年(1632年))になったことから、武田流は現在まで熊本県で継承されています。 -
これまでの取り組み
- 武田流流鏑馬保存会は、熊本に伝わる由緒ある武技である流鏑馬の保存と進行を図り、郷土の文化の向上に資する目的で次の取組みを行っています。
①出水神社例大祭奉納流鏑馬(毎年 春と秋)
②くまもとお城まつりやぶさめ演武(毎年 秋)
③熊本県古武道演武大会(毎年 春 木馬体配披露)
④くまもとお城まつり古武道大会(毎年 春 木馬体配披露)
⑤熊本県弓道連盟先師祭古流演武(4年に1度 木馬体配披露)
⑥人吉お城まつり(平成20年~平成26年)
⑦八代市妙見祭国指定・松井康之公四百年祭記念流鏑馬式(平成24年)
⑧ハイデルベルグ秋祭り流鏑馬演武(平成12年 ドイツ・ハイデルベルグ市)
⑨やぶさめ子ども塾(平成18年~現在第18期生受講中) -
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リターンについて
- 各リターン内容は、リターン一覧の『詳細を見る』からご確認ください。
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さいごに
- 私たちが、海を越える理由。
1100年、絶やすことなく受け継いできた伝統。
それは単なる武芸ではなく、平和を願い、他者を敬う日本の心そのものです。
2026年10月。私たちは、重い伝統をあえて「動かし」、ニュージーランドの地へ運びます。
初めて流鏑馬を見る子供たちの瞳に、日本の美しい精神を刻みつけたい。
異国の地で、日本の伝統が新たな息吹をあげる瞬間を分かち合いたい。
しかし、この挑戦は保存会の力だけでは成し遂げられません。
皆様の一助があって初めて、日本の伝統は世界を駆ける「翼」を得ることができます。
日本の誇りを、ニュージーランドへ。
是非とも皆様のご支援をよろしくお願いいたします。


